「飼育マニュアルに吠えろ!」
「アイリスペットどっとコム」さんにて、
犬マンガ「ガウリン福」掲載されておりますが。。。
vol.083「2人の飼い主」vol.84「ボスとか上下とかでなくて…」
の2話。
よくある、家族に対する犬の態度って違よね!
…って話を
描こうとしてたんですが
影響を受けた本の内容を、ちょっと絡めたくて
違う方向の話になっちゃいました(^_^;)
影響を受けた本とは
「飼育マニュアルに吠えろ!」
2007年発行なのですが
今でも,何かと見直してはホッと一息ついている作品です。
著者の石川利昭さんは、ムツゴロウ王国初期から参加し、
副題になっている「2000匹が教えてくれた犬の真実」
と、あるように多数の犬(他さまざまな動物達)と暮らしてきた
動物スペシャリスト!!
→いしかわさんの命がいっぱい
この本は、石川さんが見た
世間によくある(?)「怪しい飼育マニュアル」の一例をあげ
実際の経験から、それはヘン!と堂々と意見するんですが
これがま~、目が覚めると言うか
よくぞ言ってくれた!と思う話ばかり。
↓長いので続きまっす。
石川さんがおかしいと思う事の1つ↓
「犬を人間の目線より上にあげてはいけない」
って、…今,あまりコレを言う人って、いないでしょうが
最初の頃行った、しつけ教室では、確か…
椅子の上とか、ベッドの上にあげちゃいけない…
みたいな事を言われたりした事もあったんですよね~(^_^;)
石川さんとムツゴロウさんが研究していって
行き着いたのは
「犬は,オオカミと違う」
という事。
「人間より先にエサを与えてはいけない」
「部屋を出る時はまず人間から」
などという、石川さん曰く"怪しい飼育マニュアル"は
オオカミのルールから、出来たもの。
でも、犬はすでに人と暮らすための家畜になった生き物だから
野生のオオカミのルールを押しつけるのはヘンでしょう。
…という事なんですね。
すごいシンプルで納得した話だったんです。
いやホント。。。
実は,
「ごはんを人が先に」&「部屋を出るときは人から」
って最初の頃やってましたが
やっぱり、月日が経つと
「意味ないよな~( ̄▽ ̄;)」って思ってたんですよね。
「一緒に寝ちゃいけない!」と思ってわざわざ別に寝てた事もあったけど、一緒に寝てる今では、「あれは何の意味があったのかしら(笑)」とか思いますし。。。
思い返してみれば、そういう、犬のしつけ本などでよく書かれてたりする「一緒に寝ると、犬が仲間だと思う」とか「飼い主の事を、犬はボスだと思ってない」とか「ごはんの順番で上下関係」とか、どうも違和感がありまして…。
実際、犬と暮らしてみて、犬との生活は楽しく、癒されるはずなのに、上下とか、ボスとか、押さえつけるような事とか、楽しくなくなるような事しないといけないもんなのか…?トレーニングは必要だけど、生活の中で、教えて,覚えていければいいんじゃないのかしら?…などなど、複雑な『犬との生活」に疑問を持っていたんですが、石川さんの話(本ですが)で
「やっぱ、そんな窮屈にする必要ないんだな~」
って、改めて思いました。
そして、これは賛否両論だと思いますが
「人間の食べ物は味が濃いから犬にはダメ!、というのはどうかしら?」という話。王国の多数の犬達では、ほぼ無意味だとか。絶対に危ないもの(チョコレートやネギなど、犬に悪い成分が入っているもの)以外は、
絶対にダメ!って必死に阻止するよりは
人とのコミニュケーションの一つとして、あげちゃってもいいじゃないですか~♪
…というもの。
なんですって!!
目からウロコΣ( ̄ロ ̄lll)
実際、コロッケとかあげてる王国の犬達がちゃんと、長生きしたよ~という話もあり、やっぱり説得力があるんですよね~(笑)
雑種や、準血種、大型小型などの違いもあるかと思いますが。。。
…思えば…
実家の父・マサルとか、相自分が食べてるものをあげるの大好きなんですが( ̄▽ ̄;)
その度に「やめろー!人の食べ物食べたら病気になる!死ぬ!!」みたいに、目をむいて大騒ぎしておりました。
…が、石川さんの話を知って、ちょっと緩めてもいいかなーと思ったりもして。勝もマルも福も、そのチビッとタイムを凄く楽しんでるのは確かなんですよね~♪実際、量もチビッとですし。。。
ただ、摂取しすぎ&運動不足で、太るのは人と同じ!
油こいものや、お菓子系で太るのは当たり前ですしそこは、カロリーコントロールはしっかりしないといけないですよね。ここで、犬の管理人(奥さんとか彼女とか女性が多そう?)登場です。あげすぎ、やりすぎは阻止しないとですね。基本は,健康一番ですから~
そして、たぶん他の読者では、感じないだろうポイントなんですが…。
ガウリン的な子は、やはり、どこにいても、ガウリンな性格なんだ。。。!という発見を、この本でしたんです。
それは、主人公として石川さんと案内役をしている、ミゾレちゃん。
マンガでは、可愛く朗らかな犬として描かれてますが、犬の仲間達と上手くやっていけない性格。ガウリンとは、ちょっと違うかもしれませんが、仲間の付き合い方が下手という点では、福と似たような感じではないかと思います。
で終盤、ミゾレちゃんの性格が、負け犬となった原因として書かれているんですが
・鶏小屋の番犬をして、卵を守っていた
・仲間から挨拶に来ないヘンな犬と、他の犬から思われる
・鶏小屋に、仲間が近づくと威嚇する
・皆がいない夜間、安全な隔離柵で過ごすようになる
・自尊心が高く、下手に挨拶できないミゾレは
ついに犬達のリーダーが見回りに来るのも威嚇するほど
犬達を嫌いになってしまった。
まさに、
福が大勢の犬といたら、こうなるだろう…と
考えていた通りの行動です!
石川さんは、鶏小屋を守るようになったのが原因だと書いておられますが、私はたぶん、番犬をしていなくても、この犬関係が上手くいかない性格は、現れたのではないかと思うんです。
それは、その後書かれている、ミゾレのオバアちゃん、ブーちゃんの事からも何となく伺えます。ブーちゃんは負け犬気質で、人間に救いを求める子だったそうです。で、犬達にいじめられるように。。。(T_T)ミゾレちゃんも、ブーちゃんも、もともとの気質で、苦労する事になっていたようなのです。(血がつながっているせいか、持っている性格が似ていますよね~)
以前からよく
「ガウリンは、ムツゴロウさんみたいなところで、大勢の犬と暮らせば直るのかも!」とか書いたりしてましたが…苦手なものは苦手。沢山の犬と暮らしていても、犬みしり性格は、「犬に慣れて治る」程度のものではないんだな。。。と改めて思いました。
そのかわり、ブーちゃんが鶏小屋を守る番犬だったように
福も、侵入者や、他人には容赦ないですし←あまり誉められない(^ ^;)
自分のテリトリー(世界?)を、とてもとても大事にするような性格、良く言えば番犬気質としては、ちょっとイイモン持ってるのかもとなんて思ったりするんですが(笑)
そして、本は、犬達は仕事を求めている…という内容で締めくくられています。
そうなんですよね。。。
人には迷惑な事かもしれませんが、彼らは,一生懸命仕事をしてるつもりなんですよね。それを、ムダ吠えとか、問題犬として考えるのが、まず間違いなんだと思います。
というわけで、タラタラ読書感想文←そうだったの!?
を書いてきましたが、特に!犬のしつけ本を読んでガックリしたり、トレーニングしてカリカリしてる方には、オススメ本なんですよ~♪
&もう1冊、参考文献にしてる「ザ・カルチャークラッシュ」についても、読後感想を書きたいと思っております←トレーナー久保さんからのオススメ本
なんて記事書いてたら、次話no.85「ペット可物件の甘いワナ!?その1」アップされました…。ブログ見ていただいてる皆様ご存知の"奴"、姫田(微妙に仮名)が、公の場に(笑)!?
いつも見ていただいてありがとうございます♪
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