酸素発生器について、まとめてみました！
～酸素発生器（濃縮器）について、まとめです～
ちぃちゃんの心臓病（僧房弁閉鎖不全症＆肺水腫）の時、福の心臓病とガンで亡くなる時に使用した、酸素発生器。
ブログでも簡単に情報は掲載していましたが、知りたいという方々もいらっしゃり
現在、ウチで酸素発生器を必要としてる子はいなくなっていますが、今までの情報をまとめてみる事にしました！
これから、使用してみようか…と考えてる皆様のお役にたてば幸いです(*^_^*)
↓料金、使用した機器などについては文末にどうぞ！
ちなみに使用した、ウチの子達
・福 16歳7ヶ月、2020年10/14で虹の橋へ。酸素発生器を使用したのは、10日程。
→福が旅立つ3日前
・ちぃ 現在7歳、2020年5月僧房弁閉鎖不全を心臓手術で治療済。薬など一切なくなりました。酸素発生器を使用したの２ヶ月程。
→酸素室設置した頃の話
◆酸素発生器を買おうと決めた時…
ウチで酸素発生器を買おうと決めたのは、保護犬のちぃちゃんがウチに来た時。すでに心臓病（僧房弁閉鎖不全）だったのは知っておりましたが、薬で治療していけば大丈夫だろうと思っておりました。
…が、肺水腫になってしまい、手術までの間に、必要だと思ったからです。
老犬の福も、この時は、まだまだ元気でしたが
「心臓病（僧房弁閉鎖不全症）だし、そのうち必要になったりしてね～」と思い、
どうせだから…と、買っておく事にしました。
◆酸素発生器の用意
★酸素発生（濃縮）器～酸素を発生させる機器。高濃度の酸素を発生させる
☆酸素濃度計～空気中の酸素がどのぐらいの濃度になっているかを計る機器。
☆ケージまたは、酸素室～ここに酸素を充満させて、酸素室としてペットに入ってもらう。
☆凍らせたペットボトル～暑くなる室内を冷やす。室内冷房などでもいいですが、直接冷やせるのであると便利。
（！！！）二酸化炭素を逃がす工夫（穴や隙間）が必要
自分で酸素室を作る場合は、二酸化炭素が充満しないよう穴や隙間をあける必要があります。
酸素濃度が高くても呼吸で発生する二酸化炭素が溜まると、中毒になってしまい死亡する可能性も。
↑ウチでは使い慣れたケージに、ビニールクロスを加工して酸素室にしていました。酸素室は嫌がる子が多いみたいです。その子がいつも使ってるベッドやドーム型クッションなどを酸素室にすると安心感は増すかもです。
（！！！）酸素濃度を上げても呼吸により二酸化炭素も発生するので、二酸化炭素を逃がす穴や隙間を作る事に注意です。
◆酸素濃度と流量について
空気中の酸素濃度は約20％程度です。心臓病などで酸素を体に取り込みにくい状態になったときに、濃度の高い酸素があれば、呼吸が楽になれます。そこで、酸素発生器（濃縮器）を使用して、高濃度の酸素が吸える環境を作ってあげるのです。
酸素発生器の性能を知るには、酸素濃度と流量の数値を見ます。酸素濃度が90％の空気が出るから、高い性能だ！というわけではなく、発生器から流れ出てくる空気の流量も高くなければ、高い性能にはなりません。
酸素発生器の流量が低いと、酸素室内の酸素濃度が上がりにくいため、実際に体に取り入れる酸素量は減ってしまいます。
濃度40％で流量２リットル（毎分）と濃度30％で流量３リットル（毎分）はほぼ同じ酸素生成能力になります。
→基礎知識と、機器比較
◆酸素発生器（濃縮器）のしくみ
酸素発生器は、部屋の空気を取り入れて、高濃度酸素を生成させます。
窒素を吸着させる性質をもつ、ゼオライトという無機質の天然鉱石によって、空気中の窒素を取り除いて、酸素を濃縮させます。
→酸素濃縮器のしくみ
◆酸素濃度計について
※呼吸が苦しいときは、ケージ（酸素室）内の酸素濃度が40％になっているのが理想（病院の酸素室目安）。
呼吸が苦しい度合いが軽度の時、酸素濃度は30％でも良い事もありましたが、後の事を考えると酸素室内酸素濃度40％を達成できる機器が必要ではないかと思います。
酸素室（ケージなど）が大きくなれば、より機器のパワーが必要になります。
※酸素室ではなく外で、管から出る酸素を直接吸わせる場合は、酸素濃度100％を吸わせるのが理想。（病院の先生に聞きました）
◆酸素濃度の推奨値
福が亡くなる前日、病院で入っていた酸素室の数値です。家の酸素室より、かなり楽そうでした。
ウチの場合…使用していたケージが大きい事もあり、室内酸素濃度は25～30％程度。軽度の時は30％で良いと言われていましたが、体調悪化の場合は40％が推奨でした。
体調悪化した時、推奨された40％には届かずだったので、少しパワー不足。（使っていたケージは幅60cm×奥行45cm×高40cmでした。もう少し小型ケージなら40％になるかも？）
…と、より酸素発生のスペックが高いものを発見し、買おうとしてた日に、旅立ってしまいました。
◆実際に、酸素発生器を使って。。。
ちぃちゃんの時は、すごく悪い状態のはずなのに、苦しそうでないし、酸素発生器を使っても楽になってるか謎でした。
何より酸素室を嫌がるので、入れておくほうが悪影響になっていたので、口元にホースの管を持っていく状態で過ごしていました。移動したら管を、口元に持っていってました(^◇^;)
福の場合は、旅立つ一週間前くらいから急激に呼吸が苦しそうになり、ちぃちゃんの使用から半年ぶりに酸素室を用意しました。グッタリしてる時は、酸素室でスヤスヤ寝ていたので「凄い効果ある！」と思えました。
管から出る酸素の微妙な風が嫌だったようで、すぐ顔をそむける事があって、気が付くと管から離れてしまう事が度々あり…
カンちゃんが、酸素管フォルダーを作りました。
針金ハンガーを折り、重り（使ってないバッテリー）をつけて立つようにしてあります。
↑これならば、管が固定され、上から自然に酸素が降って来るので気がつかない様子でした。
◆酸素発生器で気になった事。。。
・音がうるさいとは聞いていましたが、うるさいというより、気になる音なのです(^◇^;)人が呼吸するような「クッハ～！クッハ～！」という音が常にしている感じです。寝れない時は、本体を寝室から出し、長い管を使用しました。
・ゼオライトの独特なニオイが微妙に発生します。プラスチックが溶けたような…？しばらくして慣れました。
・車でも使えたので、病院までの移動の時に管から直接酸素を吸わせる方法をとりました。（機種によりますが、オキシビーナスには、変換機がついていてシガーソケットに繋いで、車で使えました）
・電気代は1時間あたり7～14円（ユニコム情報）との事。電気代がかかって大変！という事はなかったです。
・吸入させる時は24時間ぶっ続けで使用してました。（ユニコム情報では、朝25分、夜25分の酸素吸入が最適と返答がありますが、苦しそうな時は常に口元に酸素管を当てていました。）
◆料金目安～使った酸素発生器、検討した商品、レンタルなど。。。
～というわけで、ウチで使用＆検討した商品の料金などです。あくまで目安なので参考程度にどうぞ！～
◆レンタルの場合
通常ですと、病院などでレンタルできます。ネットなどの情報から、だいたいの目安金額です。
（2021年2月現在。価格はメーカーや、使用動物の大きさなどで変わります。送料など別途料金も発生するかもです）
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本体をレンタルした場合、基本料5,000円、15日以上15,000/月
他、配達料、回収料、設置など15,000～19,000円。
酸素濃度計は別途レンタル料（3,000円/月・ユニコム情報）。
初期費用15,000～19000円+毎月だいたい5,000円～18,000円程度かかるようです。
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★レンタル参考業者
→ユニコム
→テルコム
→ピコの手
◆購入する場合
ウチで使っていた酸素発生器と酸素濃度計です。
酸素濃縮器【オキシビーナス・ミニ1000】82,830円 (本体価格75,300円)
酸素濃度計『OX-プラス』税込36,300円
パワー強めのものを買おうと思っていたもの（使ってないので感想わからずですが…）
【O2リカバリーOC-8TS】酸素濃度90％毎分8L 大容量
他、どんどん新しいものが出ているようです。比較して希望に沿ったものを！
→価格コム比較
◆購入した後、必要になる消耗品
★酸素発生器のゼオライトは、交換する必要があります。運転時間や熱、使用環境などで変わります
（神戸メディア・2500時間～9000時間、交換費用送料別49,000円）
（ユニコム・8000時間、交換費用送料別22000～38,000円）
★酸素濃度計も寿命があり、使い捨てになります。
ウチで使用していたＯＸプラスの場合・酸素濃度20％大気中で3年、酸素濃度100％で1年程度。（ユニコム情報）
◆ウチの場合は、買って良かった
福の場合、酸素発生器が必要だったのは最後の数日で…。これはレンタルした方が良かったのかも？…と、考えて計算してみると…
使用後に販売できた・酸素発生器と濃度計は、そんなに使用していなかったのでメルカリで販売し（本体と濃度計合わせ５万円）、モッタイナイ！？気持ちも処理できました。
★レンタルだったら…ちぃちゃんの時・２ヶ月で約6万円、使用しない期間半年開いて再度の設置契約、福の時・約5万円。合計初期費用含め11万円程度ぐらいかかったのでは…
★購入した金額は、本体濃度計ケージなど全てで12万円程度・販売して5万円還元して7万円の支出。金額で考えると、7万円ですんだ事になります。
◆レンタルが良いのか購入するのが良いのか。。。
レンタルの場合～
使った時間だけ料金が発生する。色々面倒な事を考えなくていい！設置もしてくれる。返すのも簡単。しかし、長く使うとかなり高コストになるかも？
短期使用で購入する場合～
そんなに使わないのに、大コスト！しかし、使用時間が少ないので高く売れる＆消耗品を使わなくてすむ。ただ、繊細な機器なので、中古販売に慣れてないと大変かも。
長期使用で購入する場合～
ずっと使うし、いつもあるから何かあった時にも安心。しかし、長期だと消耗品が必要になり、本体も売るのは難しくなりそう。
…という事を考えると、レンタルにするか購入するか選んでも、そんなにもの凄い違いはなさそうな気がします。
一番は、酸素を必要とする我が子の様子に合うものを選ぶのがいいと思いますが、飼主さんの気持ちや状況…生活環境や、時間の余裕あるなし…に合わせて選ぶと、良いのではないかと思います。(*^_^*)
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